校長室より 『 運動会に寄せて 』 10/7
2020.10.7
「 運動会に寄せて 」
子供の頃、お祭りのおはやしの音が遠くから聞こえると胸がわくわくしたように、グラウンドからバトン練習をする元気な声が聞こえてくると心が躍ります。
今年ほど運動会を実施できることを嬉しく思ったことはありません。
今年度の運動会は特別です。
半日日程、平日開催です。
競技種目はコロナウィルス感染予防に配慮して考えました。
応援は拍手が中心です。
不本意ですが、観覧は家族に限定し地域の方々にはご遠慮いただきました。
準備や練習も十分にはできていません。
(予行演習の様子)
しかし、こんな状況だからこそ、3年生を中心とした湯河原中学校の生徒が団結して、この特別な運動会を成功させようと取り組んできました。
生徒一人ひとりが、今年の運動会の全てを楽しむことで、運動会当日が輝く一日になることを願っています。
そして、是非、保護者の皆様には子どもたちの活躍する姿を目にやきつけてもらえたらと思います。
校長 石井 朝方
校長室より 『 今日の自分 』 10/2
2020.10.2
「 今日の自分 」
この夏、唯一県大会が実施される陸上競技の地区予選会で、湯河原中学校の3年生が躍動しました。
男子400mリレーなど5種目に優勝、準優勝を果たし、10月3日(土)県大会に出場します。
チームが一丸となって取り組んだ結果でした。
その前週にはスポーツ交流会も無事終了しました。
コロナ禍で密を避けるために試合数を減らしたこともあり順位戦をしませんでしたが、多くの3年生が「交流会に参加して良かった。」と言ってくれました。
色々な思いがあったでしょうが、乗り越えて先を見ている姿勢に頼もしさを感じました。
マラソン界の魔術師と呼ばれるイタリアの名コーチ、レナート・カノーバさんは、
「陸上競技は遅いタイムで優勝するよりも、速いタイムで6位になることのほうが価値のある競技。他の人と比べないで自分の力を伸ばすことを目標にしなさい。」と言っています。
順位のように人と比べるものは、どうしても気になってしまいます。
けれど、勝ち負けだけが重要ではありません。
それよりも、あなたの一つ一つの努力によって自分自身を磨き上げていくことや、どんな環境下でも自分を前に進められることが大切だと思います。
昨日の自分や昨年の自分と比べて、今日の自分が少しでも成長していると感じられたなら素晴らしいことです。
校内の部活動でも、外部のクラブチームでの活動でも、中学時代にそれぞれのスポーツに全力を注いだ3年生みんなの努力に拍手を送りたいです。
そして、明日からも、さらに大きく成長してくれることを期待しています。
文化部所属の3年生の発表会も夏休み明けから順次実施されています。
どんな発表を見せてくれるかとても楽しみです。
発表される作品が、つくり上げた生徒の「成長の証(あかし)」であったら嬉しいです。
校長 石井 朝方
校長室より 『 GREAT(グレート) 』 9/30
2020.10.1
「 GREAT(グレート)」
小田原・足柄下地区中学校英語発表会が10月3日(土)に開催されます。
湯河原中学校からは3年生の小澤さんと渡辺さんが参加します。
出場が決まってから毎日放課後に練習してきたそうです。
発表会本番を前に、その成果を校長室で聞かせてもらいました。
練習を一生懸命した結果でしょう、発音がネイティブに近く、よどみなく2人の会話が成り立っていて上手でした。
アトランタ・シドニーと2回のオリンピックでアメリカに金メダルをもたらしたソフトボール選手のミッシェル・スミスさんはこう言っています。
「 GREAT の最大の敵は GOOD です。
GOOD で満足してはいけません。
今より上手になりたいのならば GREAT を目指しなさい。」
代表の2人には、残りの3日間、GREATを目指して練習に励んでほしいと思います。
頑張れ!
校長 石井 朝方
地域のみな様へ 『 ジャージ登校 』について
2020.9.24
現在、湯河原中学校では、コロナ禍における「学校の新しい生活様式」の対策として、学校で過ごした着衣を帰宅後手軽に洗濯できるようにジャージ登校を実施しています。
制服登校を開始する時期は、今後の新型コロナウイルス感染症の状況により判断し、その時期になりましたら、改めてお知らせいたします。
趣旨をご理解いただき、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
校長 石井 朝方
図書室探検 9/21 『 図書室のコロナ感染対策 』
2020.9.21
毎日、昼休みには30~40名の生徒が訪れます。
三密にならないよう、コロナウイルス対策に気を配っています。
座席場所を指定するカードです。
大テーブルは3名が使用可能です。
貸し出し業務の後はアルコールで消毒します。
毎日、居心地の良い空間で、楽しく過ごしてほしいと願っています。
図書室探検 9/13 『 図書室のコーナー紹介 』
2020.9.13
図書室にはいくつかのコーナーがあります。
まず、「町立図書館からの借り受け本」のコーナーです。
湯河原中学校の鈴木明子司書や生徒の要望に応えて、湯河原町立図書館の職員のみなさんが運んできてくれた本を、一人2冊まで1週間借りることができます。
次に、「先生方や校長先生のおすすめ本」コーナーです。
先生方や校長先生が読んで面白かった本や作家、そして、子供たちに読んで欲しいと思った本や作家を紹介しています。
次は「新刊本」のコーナーです。
生徒にも大人気です。様々なジャンルの本が目に飛び込んできます。
最後は、「中学生に読んで欲しい30冊」と「うちどくブックガイドのおすすめ本」のコーナーです。
出版会社の新潮文庫が選んだ30冊が紹介されています。
また、町立図書館の職員の方が厳選した「うちどく本」も紹介されています。
それぞれのコーナーに特徴があり、図書室にいることが楽しいです。
図書室探検 9/8 『 学習コーナー増設 』
2020.9.8
昨年の夏、図書室北面に学習コーナーを設置しました。
隣との仕切り板を設けたので、個室感覚で集中して学習できるようです。
設置から1年が経過し、放課後に静かに自習する生徒を頻繁に見かけるようになりました。
特に定期試験前にはたくさんの生徒が利用するようになったので、机・イス・照明を2セット増設し、計7セットになりました。
みなさんの勉強が益々はかどることを期待してます。どんどん利用してください。
校長室より 『 その人にとって 』 9/7
2020.9.7
「 その人にとって 」
今年の5月に、ひまわりの苗を寄贈してもらった町内に住む梅原雄蔵さんから、
職員玄関横の池用にと、水草と蓮(はす)を頂きました。
水草は池の水を浄化する作用があるそうです。
蓮は今にも咲きそうな黄色いつぼみを持っています。
梅原さんが言いました。
『 この蓮は旧湯河原中学校の中庭の池に生息していたものらしいです。 』
私の頭の中に旧湯河原中学校の中庭の景色が色鮮やかによみがえりました。
先日、このコラムに書いた「ネジバナ」もその池の周りで咲いていましたし、
現在の校舎中庭に移築された白い少年像「 珠 」も池の隣にありました。
旧校舎中庭 現校舎中庭
水面の上で揺れている小さなつぼみが、思い出と重なって特別なつぼみに見えました。
湯河原中学校は長い歴史の中で、校地を移転して現在の海沿いの場所に至っていますが、色々な物で旧校地と繋がっていることを感じます。
その繋がりによって旧校舎育ちの卒業生にとっても、ここも母校だと思ってもらえたら嬉しいです。
「思いやり」や「人権」のように
誰にとっても大切なものがあるように、
一人ひとり、その人にとって大切なものがあります。
自分の大切なものだけでなく、誰かの大切なものも一緒に大切にして行きたいです。
校長 石井 朝方