カナフルTVが取材に来ました。
2022.7.5
令和4年7月5日(火)
本日の午後、8組の授業を神奈川テレビの「カナフルTV」という番組の取材を受けました。
本校で実施しているACT(Art Communication Training)【アート・コミュニケーション・トレーニング】のコンセプトは、WHOが定義するところでは「ウェルビーイング」や「ライフスキル」を参照したり、紐づけたりできる設計となっていますが、これは単なる学術的な学びや手法としての社会技能の訓練・取得を目的とするものではありません。この時間はコミュニケーションをテーマとするアートワークショップという、感性・表現・対話・共感・協同・共生について感じたり、考えたりする時間をつくり、それを通じて自己理解・他者理解の気持ちを育んでいくことを目的としています。
具体的には
(1)ACT活動を通じて、生徒が自分自身の「感性」に気づき、他者との交流や共同作業を通じて「表現」を交換していくこと
(2)これらを通じて生徒たちのコミュニケーションのチャンネルを緩やかに開いていくこと
(3)その結果として自己を肯定する(愛する)ことを知り、他者を肯定することを実感すること
(4)それにより場に参与し、そのことに自らで意味を見出していけるようになっていくこと
(5)教師は通常授業と異なる場面設定において、生徒が何かを感じ、考え、どのように活動するのかを観察することで、一人ひとりを「再発見」していくこと。またそこから「生徒が見ている風景」を感じようとすること(感性の共鳴)
(6)そこでの気づきや発見を当日のシェア会議で交換し、日々の指導に還元しようとすること
以上の内容は、4月に行った職員研修の資料から抜粋しました。
このような目的の中、本校では、「NPO法人まなびとくらし」の内野さん(写真では作品を掲げている方)を中心に子どもたち、あるいは教師にも様々なかかわり方を具体の表現や言葉がけによって教えていただいています。
今回の授業は、はりがね・粘土・色紙や和紙などを使い、自分のイメージした「鳥」をつくることをとおして目的の達成を目指しました。
一緒に授業に参加していただいた、元タカラジェンヌ(花組)の瞳ゆゆさん。生徒たちと同じように作品つくりをし、お互いで感想を述べあう姿が見られました。
その生徒の作品も個性豊かで、心のやさしさが感じ取れるものばかりでした。
この授業の内容は、神奈川テレビで、8月7日(日)の18:00~18:30に放送予定です。ぜひご覧ください。