秋の気配
2020.9.12
日中はまだまだ日差しが強く、夏のような暑さが続いていますが、日は確実に短くなっており、朝や夕方はずいぶん過ごしやすくなってきました。
少しずつ秋が近づいているのを感じます。(そろそろ、オフコースの名曲「秋の気配」が聴きたくなってきました。)
2年生では国語で「枕草子」を学習しましたね。
作者の清少納言は「秋は夕暮れ。」と述べて、ねぐらに急ぐ烏や列をなして飛ぶ雁、日が沈んだあとの風の音や虫の声に、秋という季節の魅力を感じ取っていました。
みなさんにもぜひ、自分なりの季節の魅力を感じる物事や風景を発見してほしいと思います。
さて、古典の世界の暦(旧暦)では秋は七月から九月。
太陽暦の8月8日ころから11月7日ごろまでにあたります。
ですから、「七夕」や「お盆」など現代の私たちが夏の行事と捉えているものは、古典の世界では秋の行事なのです。
自然現象や動植物などにも同じことが言え、「朝顔」や「つゆくさ」も秋の花として古典作品に登場することがあります。
小学生のころ夏休みに育てて観察した「朝顔」が秋の花だなんて、ちょっと違和感がありますね。
秋の花と言えば「秋の七草」。
「春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)」はお正月明けに食べる「七草粥」と結び付いてよく知られていますが、秋にも「七草」があるのです。
その七つとは、おみなえし、すすき(おばな)、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くずの花、はぎ、です。
頭文字をとって「おすきなふくは(お好きな服は)?」と覚えるとよいらしいです。
どんな花か、興味のある人は調べてみてください。
どれも趣のある花ですが、個人的には桔梗の色と形はとても好きです。
最後に、秋の花が詠み込まれている俳句を一句紹介します。
つきぬけて天上の紺曼殊沙華 山口誓子
2年主任 木村久美子