Try&Error 2年生ACT最終回
2021.2.10
紙ふうせん
落ちてきたら
もっと高く
もっと もっと高く
何度でも打ち上げよう
美しい願いごとのように
今日は、2年生のACT最終回の日でした。
内容は「仮説と仮設~ペーパータワーをたてよう!」。
A4のコピー用紙50枚だけで190㎝以上の高さの構造物を作ります。
ハサミや接着剤は一切使いません。
初めは「ホントに紙だけで作れるの?」「190㎝って、どのくらいの高さ?」と半信半疑な様子でした。
「190㎝は久保田先生にプラス5㎝くらいだよ。」と言うと、「ムリでしょ~」。
それでも、15分間の作戦会議と実験時間を経て、それぞれのグループが思い思いの形のタワーを立て始めました。
折り目をつけて積み重ねたり、手で裂いて切り込みを入れて差し込んだり、筒状にした柱を立てたり…。
でも、ある程度の高さになるとやっと立てたタワーが次々とバランスを崩して倒れていきます。
「あーっ!」「もう1回最初からかぁ…」また、作戦を変えて積み重ね、また倒れ、また積む、の繰り返し。
何度倒れても、どのグループも目標めざして最後まであきらめずに挑戦していました。
そして、いくつかのグループは目標にほぼ近い高さのタワーを完成させることができたのでした。
「生きていくって、こういうことなんだな。」。
目指すところに到達しようと、いろんなやり方で挑戦してみる。
でも1回でうまくいくわけじゃない。
もしかするとうまくいかないことの方が多いかも。
でも、やり方は一つじゃないし、自分から投げ出さなければやり直せるチャンスもあるだろう。
今日の小さな経験が、いつかみんなの生きる力になりますように…。
何度も挑戦し続けるみんなの姿を見ながら、私の頭の中には、「紙ふうせん」という詩が思い浮かんでいました。
2年主任 木村