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8月4日

2020.8.5

おはようございます

もうすぐ広島、長崎への原爆投下、太平洋戦争敗戦から75年目の日がやってきます。

 

 

「わたしが一番きれいだったとき」       詩:茨木のり子

 

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

 

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

 

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆発っていった

 

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

 

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

 

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

 

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

 

だから決めた
できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのようにね

 

 

日本人のほとんどは私を含め戦争を知らない人たちになりつつあります。

だからこそ過去の戦争について、現在進行中の戦争や紛争について学び、子供たちが一番きれいな時に平凡な毎日を過ごせるように、私ができることをやっていきたいと思っています。

 

1学年職員  加藤 吉彦


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