かたつむり
2020.11.19
我が家でかたつむりを飼っています。
秋になって寒くなり冬眠したと思っていたのですが、このところの暖かさでまたのんびり動き始めました。
かれこれ6~7年になるでしょうか。
最初、子どもが見つけて持ち帰ってきたので、とりあえず透明のケースに入れて世話をしていました。
4匹の名前をつけてかわいがっていたところ、ある日たくさんの卵が…。今いるのは、そのとき産まれた1匹です。
飼ってみて初めて分かる「かたつむり」あるある…
・えさは、野菜や果物などよく食べます。耳を澄ませると卵の殻をカリカリかじる音が聞こえます。
・1㎜くらいの大きさの卵を、一回に数十個産みます。ビーズ状の消臭剤を最後まで使い切ったときにそっくりで、見分けがつかないくらいです。
・数日たつと1㎜の大きさで産まれてきます。かたつむりの形はそのままで、もちろん殻もついていてかわいいです。でも、虫眼鏡がないとよく見えません。
・レタスを1枚入れておくと、みんなでパクパク食べて大きくなります。最初のうちは殻が透明できれい。殻の模様は親かたつむりと同じです。
・7~8㎝ぐらいまで大きくなって、動きはゆっくりですが結構ダイナミックです。おなか側から観察すると、ぜん動運動の様子がよく分かります。
・寒くなると、殻に閉じこもってじっと固まって餌も食べません。暖かくなるとまた動き出します。
どこにでもいるかたつむりですが、こうやって思い返すと、知らなかったこと、新鮮な驚きを覚えたこと、なるほどなと思ったことなどいろいろありました。
世の中には、経験して初めて分かること、知って感動できることがたくさんあります。
中学生のみなさんには、いろいろなことに関心を持って積極的に挑戦し、吸収し、成長していってほしいです。
たくさん産まれたかたつむりたちも、自然に放したり死んでしまったりして、とうとう最後の1匹になりました。
以前より食欲も落ちて動きも遅くなりましたが、のんびり歩いている姿をぼーっと見ているだけで何だかホッとします。
もう少し長生きしてくれることを願っています。
(3年職員 山村毅樹)