9月15日
2021.9.15
夏休みは、リフレッシュする時期ですが、平和の尊さを思い返す時期でもあります。
毎年、教員として「二度と教え子を戦場に送ることがないようにしたい」と決意を新たにするのですが、今年はいつもと違いました。それは、国民の8割が反対していたオリンピック、パラリンピックが開催されたからです。いくら国民が反対しようとも、権力者がやろうと思えば、押し切られてしまうことがわかりました。私自身も「もうしかたない。やるしかないよな」とだんだんと感じ始めました。「戦争の場合も、こういうふうにして気持ちの中に正当性が芽生えて、突入していくのかもしれない」と感じました。
戦争は人の心の中から始まります。今はワクチンを打つ、打たないで分断が起きようとしています。自分と考えが違う人を攻撃することなく、いろいろな考え方を受容する気持ち、公共の利益などとからめて、どうしていったらよいかを生徒と共に考えていきたいと思います。 加藤吉彦