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湯河原町立湯河原中学校のNEWS

校長室より 『 学校行事 』 7/13

2020.7.13

「 学校行事 」

 

先日、今年度の学校行事について生徒たちと意見交換をしました。

 

生徒代表として各学年から学年委員長と副委員長、生徒会から生徒会長と副会長の計12名に集まってもらい、今回は運動会と合唱コンクールについて話し合いました。

 

私からコロナ感染予防下で例年のような内容では実施できない現状を説明したのち、それぞれの考えを発言してもらいました。

 

* 運動会の内容(種目)について

 

「生徒の接触を軽減するために綱を持つ間隔を広くすれば、綱引きを実施できませんか。」

 

「クラスリレーではバトンを使わず、前の走者が線を越えたら次の走者がスタートする方法はどうですか。」

 

「スポーツ大会と抱き合わせにして、接触の少ないネット型スポーツ、例えばバレーボールや卓球、バドミントンなどを会場を分散して実施したらどうですか。」

 

 

 

 

* 感染予防のために、運動会を無観客(保護者不参加)にした場合について

 

「3年生は中学校最後の運動会です。本当は家族に自分の活躍を見てもらいたいけれど、現在の神奈川県の感染状況では無観客も仕方ないです。」

 

「1年生の私たちは来年があるから、3年生の保護者だけ参加できるようにしてはどうですか」。

 

「観客が応援してくれると私たちの気持ちも盛り上がります。しかし、今年は家族に感染させることの方が心配です。」

 

「後日、写真や映像をDVDにして各家庭に配布したらどうですか。」

 

* 現段階では飛沫感染予防のため、合唱コンクールに向けて集団で歌う練習を始められない状況について

 

「今は合唱練習することは難しいです。その分、3年生として卒業式には充分に練習した学年合唱を保護者や後輩に聞かせたいです。」

 

 

難しい問題に対して湯河原中学校の生徒たちは、一生懸命よく考えてくれます。

3年生の最上級生としての意見に成長を感じました。

 

私たち職員は感染状況や生徒たちの意見を参考にしながら、これからの行事開催を判断し,

限られた条件下ですが生徒と一丸となって行事を作っていきます。

 

校長  石井  朝方


校長室より 『 仕事 』 7/6

2020.7.6

「 仕事 」

 

3年生と校長面談をしていると、将来やってみたい仕事について話してくれる生徒がいます。

その仕事を選んだ理由や目的は様々ですが、自分の未来について15歳なりに一生懸命考えていています。

 

今年で38歳になる教え子から連絡がありました。

彼は地元を離れ、近県で建設業に従事しています。

「 現場監督として神奈川県内で造っていた建物ができあがったので、先生に見て欲しい 」

 

後日、案内された建物は想像以上に立派なできばえで驚きました。

完成を待ちわびている家族がどこかにいて、この建物と一緒にこれから幸せに暮らしていくのだなと想像して、私は自分事のように誇らしく感じ、見学に誘ってくれたことをとても嬉しく思いました。

 

彼の中学生時代を振り返ると、手先が器用で美術や技術家庭が得意でした。川釣りが趣味でルアー(擬似餌)を手作りしていました。

そして、何よりも友達や周りの人を喜ばせることが大好きな少年でした。

 

彼は今も、あの頃と同じように、大工として誠実に家を建てることでお客さんを喜ばせています。

自分の得意なことを活かして人生を歩んでいます。

 

 

もう日が沈みかけて薄暗い中、作業工程を丁寧に説明してくれる大人びた彼の横顔に、卒業してからの年月を大切に生きてきた証を見た気がしました。

 

校長 石井 朝方


校長室より 『 音 』 6/29

2020.6.29

「 音 」

 

部活動が再開しました。

 

中学校にあるべき音が戻ってきました。

 

スパイクが土を踏みこむ音、

ボールを蹴る音、

ボールを打つ音、

ガットがきしむ音、

ボールがリングに当たる音、

ボールをあげる音、

台でボールがはねる音

竹刀を振る音、

リズムをきざむ音、

鉛筆で描く音、

ビーカーを洗う音

キーボードをたたく音

 

 

 

学校内に、生徒の声が響きます。

グランドに、体育館に、テニスコートに、中庭に、武道場に、音楽室に、美術室に、理科室に、パソコン室に。

 

マスク越しのくもった声に慣れてしまったせいか、透きとおった音のように聞こえます。

嬉しそうな声を聞いているだけで、こちらもワクワクします。

 

限られた環境の中ですが、湯中生には一致団結して、思い切り中学校生活を楽しんでほしいです。

 

校長 石井 朝方


校長室より 『 ネジバナ 』 6/21

2020.6.21

「 ネジバナ 」

 

初夏の熱気とともに、春と変わらないように見える草原に、ちょっとした変化がおきています。

6月になってネジバナが咲き始めましたが、みなさんは見たことがありますか。

その花の名は、花茎の周りをらせん状に花が並んで咲くことに由来しているそうです。

 

 

私がネジバナを意識したのは、30歳になり湯河原中学校に赴任した頃です。

当時は現在の町民体育館を含む広い敷地に旧湯河原中学校の校舎がありました。

蓮池のある美しい中庭の芝生一面にネジバナが群生していました。

 

 

始めて見たときは、たくさんの花の量に圧倒されましたが、落ち着いて見ると一つひとつの花の形や色がかわいらしいことに気づきました。

そして、規則正しく、らせん状に渦をまいて花がついているところも面白いと思いました。

さらに、何本も茎を観察すると、らせんには右巻きもあれば左巻きもあり、なかにはらせんにならずに真っすぐ並んでいる花弁もあり、一つひとつが個性的であるところに興味が増しました。

 

すごい花を見つけたと思い、図書室にいって植物図鑑で調べてみると、意外にも日本の低地から亜高山帯までの芝生や湿地帯の明るい場所で普通に見られる、身の回りによくある多年草だと分かりました。

”なぜ” こんなに興味深い花の存在に、生まれてこの方30年間も気がつかなかったのかと不思議に思ったのを覚えています。

 

 

 

皆さんは、今、大きな変革が世界中に起きてようとしていることを知っていますか。

 

それは、人種差別の撤廃運動です。

きっかけは、アメリカで白人警察官による黒人に対する厳しい取り締まりの映像を見た人たちが、

人種差別に抗議するデモ行進を始めたことでした。

その後、世界各国で人種差別撤廃に賛同する人々が立ち上がっています。

 

 

今までも、人種差別をしてはいけないことは、たくさんの人が理解していたはずです。

しかし、私も含め、自分の身近な問題として考えなてこなかったのではないでしょうか。

もう、気づかなかった、考えなかったではすまされない問題だと多くの人々が感じているのです。

肌の色や祖先が生まれた場所の違いが、人の価値を決めることなどありません。

あたり前ですが、人はみな同じでないからこそ豊かなのです。

 

みなさんも、ぜひ、人種差別撤廃に興味を持って調べたり考えたりしてみてください。

 

校長 石井   朝方


校長室より 『 一斉登校を前に 』 6/14

2020.6.14

「 一斉登校を前に 」

 

出席番号の奇数と偶数に分かれて登校した分散登校に代わり、

明日、6月15日の月曜日からは午前日課の一斉登校が開始されます。

 

ようやく、学級、学年、学校の生徒全員が顔をそろえて

学校生活を送ることができることをうれしく思います。

あせらず、少しずつ日常をとりもどしていきましょう。

 

 

 

残念ですが、新型コロナウイルス感染の心配がなくなったわけではないので、

全てが休校前の学校生活に戻ることはできません。

ウイルス感染予防による新しい生活習慣の定着や生活環境の変化を受け入れながら、感染防止策を継続して実行していくことになります。

そうすることが、一番大切にしてきた「 君たちと周りの人たちの命を守る 」ことにつながるからです。

みんなで頑張りましょう。

 

それでも、この状況を前向きにとらえ、大きな課題に立ちむかい、

それぞれの立場で湯河原中学校の生徒・職員が一致団結することで

これからの学校生活も思い切り楽しんでくれることを期待しています。

 

校長 石井  朝方


校長室より 『 学校再開 午前中の様子 』 6/1

2020.6.1

「 学校再開 午前中の様子 」

 

いよいよ、学校が再開しました。

午前中の様子をお知らせします。

 

小雨の中を登校したのは、出席番号が奇数の生徒たちです。

傘を使うことで、自然にソーシャルディスタンスとして1~2mが保たれていました。

 

学年ごとに体温の確認などの健康チェックとアルコール消毒を行なってから校舎に入ります。

 

教室の座席は、可能な限り距離を確保するように配置しました。

 

今日の学活の授業では、全学年共通教材で

「 新型コロナウィルスの正しい知識を身につけよう 」という内容で、

感染対策の具体的な方法や

感染症に関連する差別や偏見について学びました。

 

そして、2時間の授業を終え、下校しました。

 

放課後は、1週間をかけて全生徒を対象にハートフル(個別相談活動)を行います。

担任の先生に今の気持ちを話してください。

 

最後に、使用した教室の消毒を行いました。

机やドアの取っ手等を消毒液でふきました。

 

午後登校する偶数番号の生徒を迎える準備が終了しました。

 

校 長  石井  朝方


校長より保護者の皆さまへ 「 学校再開に向けて 」

2020.5.31

本当に長い休校期間でした。

保護者の皆様には3月から3か月間、

子供たちが毎日家庭にいる生活を続けるにはたいへんなご苦労があったことと思います。

その中で、家庭での学習を見守り、支えていただき、とてもありがたく思っております。

職員一同、皆さまのご協力にたいへん感謝しています。

ありがとうございました。

 

再開にあたり最初の2週間は、3密を避けるためにクラスを2つに分け、午前、午後の分散登校を行います。

詳細は6月1日にお子さまを通して配布するプリントか、ホームページのトップより「 再開後の日課予定(6月1日~)」をダウンロードしてご覧ください。

( この画面上部の学校名をクリックするとトップに移動します。)

 

学習に関しては、1年生が教科担任制という新しい学習形態にスムースに移行できるよう配慮し、学習を進めていきます。

2、3年生においては、昨年度の未履修部分を学習した後、新年度の学習を計画的に進めていきます。

 

3年生の進路指導に関しては、学校説明会が中止されるケースも出てきていることもあり、確実な情報提供をこころがけます。

そして、生徒の気持ち、希望を大切にしながら対応していきます。

 

また、学校行事に関しては、今日現在の状況では感染予防対策に照らし合わせると、多くの行事で内容を大きく変更し規模を縮小するか、中止せざるを得ない状況です。

とても残念なことですが、子供たちの命と、関わる人々の命を守ることを第一優先にして、この難関を乗り越えていきたいと考えています。

 

今後の予定、感染予防対策等詳しい内容を文書でお配りしますので参考にしていただき、ご質問等がある場合は学校までご連絡ください。

 

長い自粛生活を我慢強く乗り越えた生徒たちが、明るく前向きに学校生活を送れるよう力を尽くしますので、

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 

湯河原中学校 校長  石 井 朝 方


校長室より 『 再開 』 5/30

2020.5.30

「 再開 」

 

6月1日の学校再開が決定し、

先生方の顔が晴れやかになりました。

君たちに会える喜びもあるでしょうし、

休校中にできなかった、あれもこれもやってみたいと気持ちが高ぶっているのでしょう。

希望に満ちた先生たちの顔は素敵です。

近くで見ているだけで私もうれしくなります。

 

みんなは

どんな気持ちで、

どんな顔で、

6月1日を迎えそうですか。

 

久しぶりに友達や先生に会える楽しさもあるでしょう。

でも、勉強のことや3か月ぶりの学校生活に不安を感じているのかもしれません。

そして、コロナウィルスの感染が心配な人もいるでしょう。

 

再開後の1週間は放課後にハートフル(湯河原中学校での個別相談活動の通称)を行います。

君たちの今の気持ちを先生方に話してください。

 

また、みんなが安心・安全に学校生活を送れるよう

校内のコロナウィルス感染症対策を進めています。

準備したいくつかを紹介します。

 

 

水飲み場に列の間隔を取るための足型の目印を設置しました。

 

教室の入り口にはアルコール消毒液を置きました。

 

3密にならないための注意事項を掲示しました。

 

保健室は体調の悪い人とケガをした人を分離して対応できるようにしました。

 

来校者にはアルコール消毒や名簿記載をお願いする予定です。

 

 

 

6月1日、

海の見える教室で待ってます。

安心して登校してください。

 

校 長  石井  朝方


校長室より 『 ひまわり 』 5/24

2020.5.24

今年も湯河原町土肥にお住まいの梅原雄蔵さんから

「ひまわり」の苗をいただきました。

 

この「ひまわり」は、梅原さんが東日本大震災の復興支援ボランティアに

参加し始めた頃に宮城県石巻市から持ち帰った種を

毎年大切に育てているものです。

 

そして、「ひまわり」の苗を湯河原中学校をはじめ

町内の希望者に無料配布する活動を8年間も続けられています。

 

 

世界中がコロナウィルス感染などの目の前の災害対策に追われ、東日本大震災の記憶が次第に風化されていく中、

 

『毎年、被災地のことを思い出し、

東日本が今も復興に向けて頑張っていることを忘れないで欲しい。』

 

との願いを込めて配布しているそうです。

 

 

ミュージシャンの秦基博さんの「ひまわりの約束」という歌の中にある

 

『 ひまわりのような まっすぐな その優しさを ぬくもりを全部

これからは僕も届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから 』

 

という歌詞が思い浮かびました。

 

湯河原町には素敵な人が住んでいます。

 

 

校 長  石井  朝方


校長室より 『 課題提出・配付の日 第3日目の様子 5/14 』

2020.5.14

1年生の「課題提出・配付の日」の様子をレポートします。

 

今回、1年生は教科書等の持ち帰りがあるため、

2,3年生とは違い、教室に立ち寄りました。

 

登校後、昇降口前で健康観察と体温のチェック、

続いてアルコールで手を除菌します。

 

 

昇降口から体育館に移動します。

まだ、体育館の位置がわからない生徒もいるので

職員が先導する時もあります。

 

 

体育館では、教科ごとに課題を提出します。

 

 

 

教室に移動し、担任の先生と

休校中の家での生活について話します。

そして、新しい課題と教科書等を持って帰宅します。

 

 

帰りがけに廊下の掲示物を読む生徒もいました。

 

 

話しかけると、

「元気です。」

「家で勉強を頑張ってます。」

「早く学校に来たいです。」と、

ハキハキと答えてくれる生徒がたくさんいて、

嬉しい気持ちになりました。

「 顔と名前を早く覚えたい。」と思いました。

 

 

また、司書の鈴木明子さんから

本の貸し出し状況の報告をうけました。

 

5月12日(火)~14日(木)の3日間の

「課題提出・配付の日」を通して、

『 移動図書室 』を42名の生徒が利用し、

49冊の貸し出しがあったそうです。

すばらしいです。

休業中、たくさん本を読んでください。

 

本日、39県の緊急事態宣言が解除される予定です。

神奈川県が解除される日も近いはずです。

その日のために、今は在宅を心がけ、準備しましょう。

 

校 長  石井  朝方


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